<研究論文>社会経済発展におけるマレーシアの障害者福祉
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概要
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「アジア太平洋障害者の10年」も5年目をむかえ,マレーシア政府は国家福祉政策や「支え合う社会」の理念に基づき,障害者福祉増進のため法制化,人材開発,意識向上,障害の発生予防など目標にむけて努力を続けている。国内の社会福祉を補完するためにマレーシアではNGOの活動が非常に活発で,地域社会における有効かつ革新的なアプローチやサービス提供に多くの期待が寄せられている。また近年では,障害の予防とリハビリを地域社会で行う「地域リハビリテーション(CBR)」が注目されており,すべての部門での協力がさらに必要となってきている。本論文はマレーシア政府やNGOの役割,CBRの実施について事例などを取り上げながら,マレーシアの障害者福祉の現状と課題,および社会経済発展における障害者福祉の展望を考察している。
- 岩手県立大学の論文
- 1999-03-31
著者
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