肩腱板断裂に対するスーチャーブリッジ法による鏡視下腱板修復術
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概要
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Recently, the suture bridge technique, which is a surface holding method, was developed. The purpose of this study is to evaluate the clinical outcome of arthroscopic rotator cuff repair (ARCR) using suture bridge technique compared to dual row technique. Twenty one patients who under went ARCR were evaluated at 3 and 6 months postoperatively. Ten patients (male 6, female 4, average age 61.7 years old, average number of suture anchors 2.2) had ARCR with dual row technique performed (DR group), and the other eleven patients (male 5, female 6, average age 60.3 years old, average number of suture anchors 3.2) were repaired by suture bridge technique (SB group). The JOA score and range of motion were assessed, and the cuff integrity was evaluated by MRI. Total JOA score increased significantly in both the DR group and the SB group. The average total JOA score increased from 72.1 to 90.3 in SB group and from 68.3 to 87.4 in DR group at 6 months postoperatively. The range of motion was also increased in both groups. There was no significant difference between the two groups postoperatively and both groups showed excellent clinical outcomes. The cuff integrity of the SB group was better than that of the DR group. The clinical results of the suture bridge technique were satisfactory compared with the dual row technique. In our suture bridge method, it is difficult to compress the end of the tendon to the footprint using the sutures, however it is effective in terms of reproduction of the cuff integrity.
- 2010-08-04
著者
-
豊川 成和
神戸大学大学院医学研究科外科系講座整形外科
-
乾 淳幸
神戸大学大学院医学研究科外科系講座整形外科
-
坂田 亮介
神戸大学大学院医学研究科外科系講座整形外科
-
牧野 健
神戸大学大学院整形外科
-
藤田 健司
神戸大学大学院医学系研究科器官治療医学講座運動機能学(整形外科)
-
国分 毅
神戸大学大学院整形外科
-
名倉 一成
神戸大学大学院整形外科
-
乾 淳幸
神戸大学大学院医学系研究科外科系講座整形外科学
-
藤田 健司
藤田整形外科・スポーツクリニック
-
藤田 健司
藤田整形外科スポーツクリニック
-
国分 毅
神戸大大学院 整形外科
-
名倉 一成
神戸大大学院 整形外科
-
牧野 健
神戸大大学院 整形外科
-
池田 里砂
神戸大大学院 整形外科
-
豊川 成和
神戸大大学院 整形外科
-
乾 淳幸
神戸大大学院 整形外科
-
坂田 亮介
神戸大大学院 整形外科
-
西本 華子
神戸大大学院 整形外科
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