胆管と交通を有し, 経皮的嚢胞ドレナージと内視鏡的経鼻胆管ドレナージ併用により治療した単純性肝嚢胞の1例
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概要
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症例は64歳女性.単純性肝嚢胞の増大のため経皮的ドレナージを施行したが,多量の胆汁流出が持続した.塩酸ミノサイクリン注入を行うが効果なく,手術も考慮した.ERCPにより肝内胆管と嚢胞の交通を認め,ENBD施行にて経皮ドレーンからの胆汁流出は著明に減少した.続いて前回同様にミノサイクリン注入を行い,嚢胞は縮小し治癒しえた.本法は胆管交通性肝嚢胞に対して手術前に考慮すべき有効な治療法と考えられる.
- 2010-07-20
著者
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川崎 公男
兵庫県立尼崎病院 消化器内科
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生田 耕三
兵庫県立尼崎病院 消化器内科
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小山 貴弘
兵庫県立尼崎病院 消化器内科
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北見 真帆
兵庫県立尼崎病院 消化器内科
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石津 祥子
兵庫県立尼崎病院 消化器内科
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野本 大介
兵庫県立尼崎病院 消化器内科
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梅田 誠
兵庫県立尼崎病院 消化器内科
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松村 毅
兵庫県立尼崎病院 消化器内科
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齋田 宏
兵庫県立尼崎病院 消化器内科
-
木村 利幸
兵庫県立尼崎病院 消化器内科
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齋田 宏
兵庫県立尼崎病院
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木村 利幸
兵庫県立塚口病院 消化器科
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松村 毅
兵庫県立尼崎病院消化器内科
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