輸入生落花生のアフラトキシン検査について(1994〜2000)
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概要
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1994 年から2000 年までの生落花生の輸入時におけるアフラトキシン(AF)検査結果を示した.生落花生のAF 検査は,1994 年から1999 年3 月11 日までは採取した試料の1 kg のうちの粒の50 g を分析試料としていたが,その後は食品衛生法にもとずくAF 検査法の変更により採取した1 kg の全量を粉砕し,粉砕した50 g を分析試料することになった.大粒種,小粒種を合わせたAFB1 の検出数と検出率は,1994 年から1998 年ついては,8040 検体中69検体(0.9%)から検出し,その内29 検体(0.4%)が10 ppb 以上であった.またAF の検出濃度は,4900 ppb から0.2 ppb であった.1999 年から2000 年については,5108 検体中355検体(6.9%)から検出し,その内145 検体(2.8%)が10 ppb 以上であった.AF 検出濃度は,760 ppb から0.2 ppb であった.食品衛生法を変更されたことにより検出率が高くなり,輸入時の生落花生のAF 検査が強化された.
- 日本マイコトキシン学会の論文
- 2003-01-31
著者
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岡野 清志
財団法人マイコトキシン検査協会
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富田 常義
財団法人マイコトキシン検査協会
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岡野 清志
(財)マイコトキシン検査協会
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岡野 清志
マイコトキシン検査協
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富田 常義
(財)マイコトキシン検査協会
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長南 正貴
(財)マイコトキシン検査協会
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