TTPの診断と治療
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Point(1)TTPとHUSは臨床症状では殆ど不可分で,両者の「病理学的診断名」であるTMAが「疾患名」として多用される傾向にあります.(2)「定型的」TTPはADAMTS13活性著減で特徴づけられます.(3)ADAMTS13活性非依存性TMAがあり,これには補体調節因子異常が含まれると考えられています.(4)本邦で開発されたADAMTS13活性迅速測定法の国際的評価は高いです.(5)TTPの診断と治療選択のアルゴリズムがほぼ完成されており,治療の基本は血漿交換ですが,難治例に対するリツキサンの効用に大きな期待が寄せられています.
- 2008-06-01
著者
-
藤村 吉博
奈良県立医科大学輸血部
-
藤村 吉博
厚生省hiv感染者発症予防・治療に関する研究班(福武班)ltnp小委員会
-
藤村 吉博
奈良県立医科大学 小児科
-
藤村 吉博
今村病院分院 血液内科
-
藤村 吉博
奈良県立医科大学附属病院輸血部
-
藤村 吉博
奈良県立医科大学附属病院総合周産期母子医療センター輸血部
関連論文
- WS-4-6 生体部分肝移植におけるADAMTS13活性測定とUL-VWFMモニタリングの臨床的意義(第107回日本外科学会定期学術集会)
- 0659 血中ADAMTS13活性モニタリングによる肝移植後グラフト機能障害の診断(生体肝移植4,一般演題,第61回日本消化器外科学会定期学術総会)
- 生体肝移植術後におけるvon Willebrand factor (VWF)切断酵素活性と超高分子量VWF重合体のモニタリング
- 26HP21-7 血栓性血小板減少性紫斑病を契機に発見された全身性エリテマトーデス・抗リン脂質抗体症候群合併例(ポスター 凝固2,第22回日本小児がん学会 第48回日本小児血液学会 第4回日本小児がん看護研究会 同時期開催)
- O-3-221 術後肝不全予測因子としての血中ADAMST13活性測定(肝 機能,一般演題(口演),第63回日本消化器外科学会総会)
- DP-122-2 肝切除における血中ADAMTS13活性モニタリングの意義(第108回日本外科学会定期学術集会)
- Rituximab 投与が奏効し, 長期寛解を維持している血漿交換抵抗性重症血栓性血小板減少性紫斑病
- RS-86 肝切除におけるADAMTS13活性測定とUL-VWFMモニタリングの意義(要望演題18 肝・術後管理,第62回日本消化器外科学会定期学術総会)
- 328 同種造血幹細胞移植発疹症におけるヒトヘルペスウイルス再活性化の役割の検討(皮膚アレルギー4,一般演題(デジタルポスター),第57回日本アレルギー学会秋季学術大会)
- 26HP21-6 Peginterferon療法によってTTPの増悪をきたしたUpshaw-Schulman症候群の1例(ポスター 凝固2,第22回日本小児がん学会 第48回日本小児血液学会 第4回日本小児がん看護研究会 同時期開催)
- TMA症例におけるADAMTS13活性と血管内皮細胞マーカーの検討
- 小児微小変化型ネフローゼ症候群におけるずり応力惹起血小板凝集
- Rituximab と vincristine の併用が奏効した難治性血栓性血小板減少性紫斑病
- 塩酸クロピドグレルにより血栓性血小板減少性紫斑病をきたした脳梗塞の1例
- 血栓性血小板減少性紫斑病に対する治療戦略 (AYUMI エビデンスに基づくアフェレシス療法)
- 血栓性血小板減少性紫斑病 (特集 Emergency実践ガイド) -- (疾患と対応 血液)
- 血栓性微小血管障害症による脳神経症状
- 適正な血小板輸血医療を行うのに必須のADAMTS13活性とHIT抗体の測定 : 奈良医大輸血部の経験
- ADAMTS13解析によるTTP/HUS診断
- vWF-cleaving protease/ADAMTS13
- 5 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)合併膠原病症例におけるvon Willbrand因子切断酵素(vWFCPase)活性の測定意義(難治性膠原病の病態と対応)
- 新生児のフォン ヴィレブランド因子分解酵素
- 血漿中の von Willebrand 因子重合体プロッセシング酵素活性の測定
- RS-6-12 肝切除術後の血小板減少メカニズムとその対策(要望演題6-3 術前術後の合併症対策と発症時の対応3,第64回日本消化器外科学会総会)
- 膠原病における von Willebrand 因子特異的切断酵素と抗リン脂質抗体との関連
- 3.クロピドグレルTTPの診断と治療(セッション1,一般演題,第24回山口県脳血管障害研究会)
- P-128 肺癌患者の化学療法後における末梢血幹細胞採取時期の検討
- 1.当院でのthrombotic microangiopathyに対する血漿交換療法の治療成績(一般演題,日本アフェレシス学会第9回中部地方会抄録)
- von Willebrand病各種病型における血漿von Willebrand因子の還元フラグメントの検討
- HIV-1 V3ドメイン由来合成ペプチドを用いた抗principal neutralizing determinant 抗体測定法の確立
- 本邦における von Willebrand 病患者調査報告
- シンポジウムII:血小板凝固系-病態・診断の最前線 von Willebrand病の新しい知見
- アルコール性肝炎における血漿エンドトキシン濃度とADAMTS13活性の動態 : 重症度と多臓器不全合併との関連において
- 妊娠中毒症胎盤における絨毛上皮刷子縁膜の抗血小板機能とplacental ecto-ATPDase活性の変化(一般演題:ポスター)
- 壊疽性膿瘡を合併した先天性好中球減少症に対するrhG-CSFの治療効果
- 本邦におけるHIV感染長期未発症者の実態
- 胎盤 ecto-ATPase の精製・構造解析、局在、並びにずり応力惹起血小板凝集に対する阻害機作解析
- 臍帯血幹細胞移植に関する基礎的検討
- 婦人科癌症例におけるG-CSF製剤を併用した末梢血幹細胞採取法の確立とその移植についての検討
- 精巣腫瘍症例における末梢血幹細胞採取の効率に関する検討
- 進行性胚細胞腫に対する多数回末梢血幹細胞移植併用大量化学療法
- 腎移植患者17例における血中サイトメガロウイルスのPCRによる検出とその臨床的意義
- ヒト胎盤・臍帯の多目的利用
- 泌尿器悪性腫瘍症例における末梢血幹細胞採取及び末梢血幹細胞移植併用化学療法の有用性に関する検討
- 0950 不安定狭心症患者の冠循環局所における血小板膜表面糖蛋白(GP) Ib, GP IIb/IIIa, P-selectin, およびvon Willebrand因子の検討
- 膠原病に合併した血栓性血小板減少性紫斑病症例のvon Willebrand因子切断酵素活性・インヒビターの測定意義
- 不安定狭心症の冠動脈狭窄前後における局所ずり応力惹起血小板凝集 : 第58回日本循環器学会学術集会
- 臍帯血のずり応力惹起血小板凝集
- 0575 不安定狭心症における高ずり応力惹起血小板凝集亢進の意義
- 血小板無力症に対する血小板輸注療法のずり応力惹起血小板凝集計による効果判定-古典的血小板凝集計との比較-
- 極低出生体重児に対する血液成分製剤を用いた交換輸血
- VWD/TTP部会 : VWFと疾患-止血と血栓における二面性の理解と日常診療への応用-
- 当院における極低出生体重児の未熟児貧血に対する輸血療法の現状とMAP保存液添加臍帯血赤血球の長期保存試験
- 胎児治療を行った重症RhE不適合妊娠による新生児溶血性疾患の1例
- 新生児科領域における自己血輸血の現状と問題点
- 血友病A患者における GBV-C/HGV ウイルスの検出とその genotype の検討
- HIV感染者におけるプロカテロール・ペンタミジン併用吸入療法時の呼吸機能
- ベルツ賞 2008年度受賞論文抄録紹介 2等賞 動脈血栓症の制圧--VWF-GPIb軸依存性血小板血栓形成を調節するADAMTS13の基礎・臨床病態解析
- 肝産生酵素ADAMTS13と血栓症
- von Willebrand 因子と血小板の結合反応を制御する蛇毒蛋白質の構造と機能
- ADAMTS13活性低下を伴う血小板減少症合併妊娠の一例
- 6. PCI(経皮的冠動脈形成術)を施行後のHIT(ヘパリン起因性血小板減少症)発症に対して, HIT抗体除去を目的に実施した遠心分離PE(血漿交換)-COBE SPECTRA-について(一般演題,日本アフェレシス学会第25回関西地方会抄録)
- TTPの診断と治療
- 回想 Theodore S. Zimmerman 博士
- 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)と妊娠 : その診断と治療
- von Willebrand 因子切断酵素(ADAMTS13)
- ADAMTS13の最近の話題
- 第45回2008年度 ベルツ賞受賞論文 2等賞 動脈血栓症の制圧--VWF-GPIb軸依存性血小板血栓形成を調節するADAMTS13の基礎・臨床病態解析
- 血栓性血小板減少性紫斑病の診断と治療
- 仮面血小板減少症の鑑別診断にADAMTS13活性迅速測定が必須
- 溶血性尿毒症症候群,血栓性血小板減少性紫斑病 (特集 腎障害をきたす全身性疾患--最近の進歩)
- 血栓性血小板減少性紫斑病の診断と治療
- ADAMTS13活性測定用ELISAキットの開発
- 知っておきたい血管医学用語(14)ADAMTS13(a disintegrin-like and metalloproteinase with thrombospondin type l motifs 13)
- 26IL4 小児TMAの診断と治療(招待講演4,第22回日本小児がん学会 第48回日本小児血液学会 第4回日本小児がん看護研究会 同時期開催)
- 血栓性微小血管障害症
- Upshaw-Schulman 症候群 : 仮面血小板減少症
- 小児TMAの診断と治療
- 血栓性微小血管障害症
- Upshaw-Schulman 症候群患者への小分け調製FFP投与の試み
- 低年齢で発症した後天性特発性TTPの1例
- VWD/TTP部会 : 出血と血栓の均衡調節因子であるVWFとその切断酵素
- ADAMTS13 : TMAの診断と血小板輸血の重要指標
- ADAMTS13
- 周産期の血小板減少症におけるADAMTS13活性測定の重要性
- VWF切断酵素(ADAMTS13)の動態解析によるTTP/HUS診断法の進歩
- 溶血性尿毒症症候群, 血栓性血小板減少性紫斑病
- 血栓性微小血管障害症(TMA)と妊娠 : その診断と治療
- Upshaw-Schulman 症候群 : 妊娠時の仮面を被った血小板減少症
- 血栓性血小板減少性紫斑病
- 血栓性血小板減少性紫斑病の病態と治療
- ADAMTS13
- 妊娠中毒症胎盤におけるecto-ATPDaseの発現と活性に関する研究
- 血液透析患者におけるヘパリン起因性血小板減少症(HIT)(血小板減少症とアフェレシス)
- 血管内皮細胞の持つ「向」血小板血栓と「抗」血小板血栓の二面機能(グラフィックプレゼンテーション)
- Atypical HUS
- 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)(血小板減少症とアフェレシス)
- 血栓性血小板減少性紫斑病 (特集 臨床血液学 今後の展望(2012年版) : 血小板・凝固・線溶系疾患)
- 血栓性血小板減少性紫斑病
- 9.血栓性血小板減少性紫斑病の診断と治療