von Willebrand 病の診断と治療
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概要
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Point1) von Willebrand因子は種々の分子サイズのマルチマーからなり,高分子量のマルチマーほど止血活性が高い.2) von Willebrand病(VWD)は病態が多様で,いくつかの病型がある.von Willebrand因子の量的減少症の1型,完全欠損症の3型,質的異常症の2型に分類され,2型には2A,2B,2M,2Nの4亜型が存在する.3) デスモプレシンの有効性は病型により大きく異なる.1型VWDには有効であるが,3型VWDには全く無効で,2型VWDでは無効例とある程度有効な例が存在する.4) 適切な治療法の選択には,病型診断が重要である.
- 日本血栓止血学会の論文
- 2007-12-01
著者
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