泌乳牛の日中の部分尿による総窒素およびアラントインの排泄量の推定
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概要
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泌乳牛の日中の部分尿(4時間尿,08 : 00-12 : 00および12 : 00-16 : 00)から尿中総窒素(N)およびアラントインの排泄日量が推定できることを明らかにした.7頭の尿中クレアチニン,総Nおよびアラントインの濃度を測定した.総N/クレアチニン濃度比,およびアラントイン/クレアチニン濃度比は1日を通じてほぼ一定であった.クレアチニン排泄日量は107.2mg/kg0.75であった.これらのことから,式[総N(あるいはアラントイン)排泄日量(mg)=4時間尿の総N(あるいはアラントイン)濃度(mg/dL)/4時間尿のクレアチニン濃度(mg/dL)×107.2×代謝体重(kg0.75)]が導かれた.この式による推定値と実測値との間に有意な相関が認められ(r>0.750,P<0.001),また,実測値=推定値と判断された.以上より,日中の4時間尿から総Nおよびアラントインの排泄日量を推定できる.
- 社団法人日本畜産学会の論文
- 2007-08-25
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