当院における全身麻酔下手術中に使用された抗菌薬の15年間(1992-2006年)の推移
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概要
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We reviewed the anesthesia records of 2,964 patients treated due to oral lesions under general anesthesia from 1992 through 2006 to survey the usage of antimicrobial drugs.The total of oral surgery I, II and III accounted for 94.1% of all cases (Fig. 1). Sulbenicillin, aspoxicillin, ceftazidime, cefazolin, cefoselis and cefmetazole were mainly used from 1992 to 1995, 1994 to 2005, 1994 to 1999, 2003 to 2006, 2000 to 2005, and 2006, respectively (Table 1).The trends of antimicrobial drugs used at each department were as follows. Oral surgery I: Sulbenicillin was used in all of 36 cases in 1992. The use of aspoxicillin increased from 1993 and was used frequently at 91.7-98.2% from 1996 to 2002. Cefazolin was used in 104 cases (96.3%) in 2004, 126 cases (97.7%) in 2005 and 137 cases (97.2%) in 2006 (Fig. 1, Table 2). Oral surgery II: Sulbenicillin was used in all of 36 cases in 1992. Aspoxicillin was used frequently at 90.0-100.0% for 9 years from 1994 through 2002. The use of cefazolin increased in 69 cases (79.3%) in 2004, 77 cases (83.7%) in 2005 and 91 cases (92.9%) in 2006 (Fig. 3, Table 2). Oral surgery III: Sulbenicillin was used in all of 36 cases equal to oral surgery I and II in 1992. Ceftazidime was used mainly at 70.4-91.9% for 6 years from 1994 through 2004. Cefoselis was used frequently at 81.6-90.7% from 2001 to 2004 (Fig. 4, Table 2). Special person clinic: Lincomycin and aspoxicillin were mainly used from 1992 to 1995 and 1998 to 2006, respectively (Fig. 5, Table 3). Pediatric dentistry: Aspoxicillin was used in 26 of 40 cases (65.0%) during the past 15 years surveyed. Cefazolin has been mainly used since 2003 (Fig. 6, Table 3). Oral implant clinic: Aspoxicillin was used in 36 of 38 cases (94.7%) for 7 years from 2000 through 2006 (Fig. 7, Table 3).A certain antimicrobial drug was used with high frequency for a particular period in every department, therefore all departments showed a trend of using routine antimicrobial drugs. It is thought that the main purpose of using antimicrobial drugs under general anesthesia is for prophylaxis.
- 日本歯科薬物療法学会の論文
- 2009-04-01
著者
-
渋谷 鉱
日本大学松戸歯学部
-
卯田 昭夫
日本大学松戸歯学部
-
卯田 昭夫
日本大学松戸歯学部麻酔学教室
-
大熊 一雄
日本大学松戸歯学部歯科麻酔・生体管理学講座
-
小野 眞紀子
日本大学松戸歯学部口腔外科学講座
-
小宮 正道
日本大学医学部耳鼻咽・頭頸部外科系歯科口腔外科学分野
-
秋元 芳明
日本大学松戸歯学部口腔外科学講座
-
渋谷 鉱
日本大学松戸歯学部歯科麻酔・生体管理学講座
-
渋谷 鉱
日本大学松戸歯学部 歯科麻酔学 教室
-
秋元 芳明
日本大学松戸歯学部 放射線学講座
-
小宮 正道
日本大学松戸歯学部 歯
-
秋元 芳明
日本大学松戸歯学部 口腔外科学講座
-
卯田 昭夫
日本大学松戸歯学部歯科麻酔・生体管理学講座
-
秋元 芳明
日本大学松戸歯学第二口腔外科学教室
-
卯田 昭夫
日本大学松戸歯学第二口腔外科学教室
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