マイクロ波照射による柑橘ユコウ乾燥果皮からのポリメトキシフラボンの迅速・効率的抽出
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概要
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マイクロ波照射によるメタノール中ユコウ搾汁乾燥果皮から生理活性機能性物質タンゲレチンとノビレチンが迅速・効率よく分離され,ヘスペリジン以外にこれら2種の化合物の存在が始めて明らかにされた.マイクロ波の2.5〜5分間の照射によるユコウ乾燥果皮中のポリメトキシフラボンの抽出は,通常加熱抽出法に比べて極めて短い時間で効率よく分離され優れていることが分かった.これらの結果からマイクロ波抽出法は,柑橘類搾汁残渣(果皮)からの有用成分の効率的抽出法として応用できる可能性があり,再利用に有効であることを示唆している.
- 2009-06-15
著者
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津嘉山 正夫
徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部
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佐々木 貴啓
徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部
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山本 幹二
徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部
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河村 保彦
徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部
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市川 亮一
徳島県立工業技術センター
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