鰹だしの Porapak^<TM> Q 非吸着画分中の抗酸化活性成分の同定
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概要
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かつお節中の抗酸化活性成分を同定するために,DPPHラジカルを用いて検討を行った.かつお節から抽出した鰹だしをPorapakTMQにより,吸着画分と非吸着画分に分離したところ,両画分で同等のラジカル消去活性を有することが示された.非吸着画分をさらにゲルろ過により分離したところ,大きく3つの活性フラクションが得られた.そのうちの1つのフラクションについて,逆相HPLCにより精製し,1H‐NMR, 13C-NMR, MSにより活性物質を同定したところ,クレアチニンと同定された.また,クレアチニンのDPPHラジカルにおけるIC50は18.0mg/100mlであった.
- 社団法人 日本食品科学工学会の論文
- 2009-04-15
著者
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