社会的ストレスによるテラピア好中球の生体防御活性の抑制
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概要
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体重差のあるテラピア2尾を同一水槽に収容すると大型魚が小型魚を攻撃する行動が観察され, さらに小型魚の血漿コルチゾールおよび血糖値が明らかに高かったことから, 小型魚はストレスを受けていたと判断された。同一水槽に収容する直前に, 実験魚の鰾に死菌を接種すると, 大型魚と比較して小型魚では, 24時間後に鰾に進出してきた好中球数は明らかに減少し, さらに浸出好中球の貪食活性および殺菌活性も有意に低下していた。ストレスによる好中球の生体防御活性の抑制が示された。
- 日本魚病学会の論文
- 1999-03-15
著者
-
飯田 貴次
Faculty Of Agriculture Miyazaki University
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黒木 順子
The United Graduate School of Agricultural Sciences, Kagoshima University
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黒木 順子
The United Graduate School Of Agricultural Sciences Kagoshima University
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黒木 順子
Faculty Of Pharmaceutical Sciences Kyushu University
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