養殖マダイに寄生するクビナガコウトウチュウの生活環
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概要
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長崎県にあるマダイ養殖場の網生簀から採集したヨコエビ類3種(クビナガワレカラ, ネオカリフォルニアワレカラ, ムシャカマキリヨコエビ近似種)を, 本寄生虫に感染していないマダイに与えた。その結果, 投与後1〜5日にマダイの腸にクビナガコウトウチュウの寄生が認められた。網生簀内ではマダイはヨコエビ類を摂食してクビナガコウトウチュウの寄生を受けると考えられた。また, 投与後3日までに, すべてのクビナガコウトウチュウがマダイの直腸に見られ, 寄生部位の特異性が示された。
- 日本魚病学会の論文
- 1996-12-15
著者
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安元 進
Nagasaki Prefectural Institute Of Fisheries
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長澤 和也
National Research Institute Of Far Seas Fisheries Fisheries Agency Of Japan
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長澤 和也
National Research Institute of Far Seas Fisheries
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