英語とコミュニケーション力 : 企業の技術者教育への要望に関する国際比較
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概要
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日本技術者教育認定機構専務理事の福〓弘氏は, 「日本が発展途上にあったとき, 多くの技術者を必要としていた.」と述べているが, さらに, 「しかし, もうそれほどの技術者を必要としていない. 今必要なのは, 量ではなく質である.」と続けている. 日本の大学における技術者教育カリキュラムにおける非技術的な側面における改善の必要性を示すために, 日本, 韓国, タイ, ベトナムの企業に対して, アンケート調査を行った. その結果, 2つの能力の重要性が浮かび上がった. 4カ国すべてにおいて, 強調されたコミュニケーション能力と, 日本を除く3カ国で指摘された英語能力である. 本論文は, 日本においても英語能力が必要なことを明らかにするとともに, 北海道大学大学院工学研究科での英語コースを例に取り, 英語コースを通して, どのように日本人学生のこれら2つの重要な能力, 特に英語能力を向上させるかを論じている.
- 公益社団法人 日本工学教育協会の論文
- 2006-03-20
著者
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マナクン ウィラワン
北海道大学工学研究科
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マナクン ウィラワン
Lecturer, Center for Engineering Education Development, Hokkaido University
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マナクン ウィラワン
Center for Engineering Education Development, Hokkaido University