紙文書のデジタル化と情報の寿命(<特集>資料のデジタル画像化と保存)
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概要
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閲覧対応やインターネットで情報を発信するために,紙資料をデジタル化して活用することが多くなった。「高度情報通信ネットワーク社会形成基本法」(通称IT基本法:2001年1月)が施行,「e-Japan重点計画」で行政文書の電子化・ペーパーレス化が推進され,電子文書を紙文書と同等に扱う方向で動き出している。IT化=デジタル化と捉え,紙文書をデジタル化する動きも活発になっている。しかし,デジタル化する目的を忘れ,あたかもデジタル化することが目的であるかのような動きも見える。媒体変換の目的を総括するとともに,紙資料をデジタル化する時の品質と保存という観点で,マイクロフィルムとデジタル情報を見てみたい。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 2003-07-01