定常及び変動音を用いたマスキング効果によるうるささの低減
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概要
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本研究では, 精神作業時に存在する有意味な音声雑音を種々の定常及び変動音でマスクした場合の雑音のうるささに関する心理的印象の低減効果について考察した。具体的には, 精神作業として単純計算作業を採用し, まず, 音声雑音を有意味雑音であるBGMでマスクした場合と無意味定常雑音でマスクした場合の結果を比較して, 雑音のうるささや正答率といった作業成績にどのような差異が現れるかについて考察した。更に, マスキング音として無意味変動雑音を採用した場合について検討した。その結果, うるささを低減するためのマスキング音として, 音声雑音とのSN比が3dBの帯域制限ピンク雑音を用いるのが最も有効であることが分かった。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 2005-07-01
著者
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加藤 裕一
島根大学総合理工学部
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加藤 裕一
島根大学 総合理工学部
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加藤 裕一
島根大 総合理工
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佐伯 徹郎
山口大学工学部
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為末 隆弘
長野工業高等専門学校
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山口 静馬
山口大学工学部
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為末 隆弘
電子情報工学科
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為末 隆弘
山口大学
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山口 静馬
Faculty Of Engineering Yamaguchi University
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佐伯 徹郎
山口大学
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佐伯 徹郎
山口大
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Saeki Tetsuro
Faculty of Engineering, Yamaguchi University
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