ソフトウェアの製造物責任とオープンソースソフトウェアに関する一考察
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概要
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近年のコンピューターネットワークの普及に伴い, ソフトウェアの脆弱性に起因するインシデントが影響を及ぼす範囲や規模が拡大している。このことは社会的に大きな不安要因の一つとなっており, 将来, 安全・安心なネットワーク社会を築く上でも障害になることが予想される。これについては, 現行の製造物責任法が有体物である動産にしか適用されず, ソフトウェアには適用されないことも, 脆弱性を減らすインセンティヴが働かない原因の一つと考えられる。そこで本稿では, 脆弱性低減のインセンティヴを与える一つの方法として, 有体物と異なるソフトウェアの特徴も考慮したうえで, 1)ソフトウェアにも製造物責任を課す一方で, 2)ソースコードを公開した場合は製造物責任を免責可能とする法的フレイムワークを提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-06-25
著者
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