日本の組込みシステム産業の現状と課題 : 経済産業省2005年版組込みソフトウェア産業実態調査から(組込みソフト産業の実態と開発の課題)
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概要
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近年, 組込みシステムにおける組込みソフトウェアの重要性は増すばかりである.組込みソフトウェアの急速な大規模・複雑化が進む中, 開発リソースの慢性的な不足などにより組込みソフトウェアの品質低下が, 組込みシステム産業のアキレス腱となるのではと懸念されている.このような状況から, 経済産業省は平成16年度より組込みソフトウェア開発力強化に向けた活動に着手した.その活動の一環として組込みソフトウェア産業実態調査が実施されているが, 最新の2005年版の調査報告書が6月20日に正式公開された.この調査では組込みシステムにかかわる企業約250社(含む事業部門), 開発プロジェクト約280件, 技術者約1,400名から回答を得た.本稿では, その最新の調査結果をもとに, 我が国の組込みシステムを組込みソフトウェアにフォーカスしてその現状を解説し, 組込みソフトウェアの開発現場の抱える課題を浮き彫りにしていく.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-07-15
著者
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