コンピュータ制御型人工媒質の電波吸収特性について(生体EMC/一般)
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概要
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先に新しい人工媒質として, 能動回路を装荷した単位回路素子と称するものから成る電磁界感応機能性材料(EMCM)を提案した.そこでは, 同軸管を用いて実験的な検討をするために, 単一偏波だけに対応した構成の電波吸収特性について報告した.本報告ではコンピュータ制御型人工媒質を目指した両偏波対応の媒質を実際に構成し, この場合の電波吸収特性について述べる.単位回路素子としては, PINダイオードとマイクロチップコンデンサからなる3次元構造である.理論解析結果を参照して設計した人工媒質に関し, 電波吸収体としての特性を実測した結果, 周波数5.3GHzにおいて反射係数-20dB以下の整合特性を得ている.また, ダイオードに与えるバイアス電圧を変化させることにより吸収量を電気的に変化できること, すなわち, コンピュータ制御が可能であることを実証している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-06-02
著者
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小塚 洋司
東海大学電子情報学部コミュニケーション工学科
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小塚 洋司
東海大学情報理工学部ソフトウェア開発工学科
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河村 主税
東海大学情報理工学部ソフトウェア開発工学科
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杉山 真一郎
東海大学電子情報学部コミュニケーション工学科
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河村 主税
東海大学電子情報学部コミュニケーション工学科
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