2000-DSM-18-12 分離型マルチメディア・フローのルーティングとモデリング

概要

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本研究は、CATV、衛星回線、地上波・衛星波放送チャンネル、防災・業務無線、ATMネットワークなど高速・高品質通信が可能で、かつ必ずしもIPリーチャブルでないネットワークを含む経路制御のアルゴリズムとプロトコルについて考察した。マルチメディア情報の伝送には、帯域、伝送遅延、揺らぎなどの品質をネットワーク上で保証することが必要である。マルチメディア・データフロー向けの経路制御のアルゴリズム:経路探査付きソースルーティング(Source Routing with Route Discovery : SRRD)を提案した。このAS内の経路探査のアルゴリズムとプロトコルの提案をさらに発展させAS間の経路制御に適用できるようにアルゴリズムの拡張とプロトコルの設計を行った。発見的手法で経路探査するSRRDをAS間に効率的に適用するため、新たにパス広告情報だけで経路計算を行うアルゴリズムを提案した。さらにマルチホームなASに適用できる柔軟なプロトコルを設計した。そして、これらのアルゴリズム、プロトコルを実装した場合の相互動作の検証、パス広告の性能評価を行った。
一般社団法人情報処理学会の論文
2000-07-10