2000-CSEC-10-15 SPN型ラウンド関数を利用したFeistel暗号の最大差分/線形特性確率の上界値について
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概要
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差分攻撃や線形攻撃に対する耐性を評価する有用な評価尺度の一つに最大差分/線形特性確率の上界値を用いる方法がある。この評価尺度について、SPN暗号ではbranch numberを利用したdifferentially/linearly active s-boxesの最少個数によって最大差分/線形特性確率の上界値を評価する手法が知られているが、同様の手法によってFeistel暗号を評価した場合の厳密な結果は知られていなかった。そこで、本稿では、SPN型ラウンド関数を利用したFeistel暗号の最大差分/線形特性確率の上界値についてdifferential/linear branch numberβ_d, β_lを利用したdifferentially/linearly active s-boxesの最少個数の観点から明らかにする。結果として、3、4、6、8、12段のFeistel暗号のdifferentially/linearly active s-boxesの最少個数は、それぞれ2, β_d(β_l), β_d+2(β_l+2), 2β_d+1(2β_l+1), 3β_d+1(3β_l+1)となる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2000-07-25
著者
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