自律と協調 : 中規模情報環境のモデル化とその基本概念についての検討
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概要
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コミュニティで成立する個人と集団の関係が注目されている。その特徴は, 集団関係が緩やかなこと, すなわち, 個人が自由に参加し, 参加者同志が対等であり, 自由に離脱する点である。そこでは, 参加者の自主性, 自律性が重視される。その特徴は, コンピュータ・ネットワークの発達により形成される新しい中規模情報環境において一層顕著であり, 「コミュニティ」文化の有力な支援環境と考えられる。本稿では, コミュニティ情報環境の要件を「問題解決」のレベルで検討し, その基本条件である「自律」, 「協調」, 「柔軟性」に対応した「2コブ型エージェントモデル」を提案した。マルチエージェントモデルでは対立する「自律」と「協調」の調停と, 整合性の意味付けを試みた。
- 情報文化学会の論文
- 1996-11-01
著者
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