コムギ群落における二酸化炭素とオゾンの沈着速度
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概要
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植物群落によるオゾンの吸収量を植物生産量から評価する方法を検討するため, 熱収支ボーエン比法を利用して, コムギ群落のCO_2フラックスおよび0_3フラックスの観測を行った。測定結果から求めたCO_2およびO_3のフラックスを大気中のCO_2とO_3濃度で除算して, ガスの沈着速度(K_<CO2>およびK_<O3>)を計算した。求められたK_<CO2>とK_<O3>から観測期間中の沈着比例定数(RK : ここでRK=K_<O3>/K_<CO2>)を求めた結果, 測定期間中の平均値は8.5であった。RKの日平均値は日によって変化したが, 日によるRKの差異は主に日射量の日による差異が関与し, 日射量がK_<CO2>を変化させた結果と推察された。
- 社団法人大気環境学会の論文
- 1997-01-10
著者
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青木 正敏
東京農工大
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戸塚 績
酸性雨研究センター
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青木 正敏
東京農工大学 農学部
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伊豆田 猛
東京農工大学大学院共生科学技術研究部環境資源共生化学部門
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伊豆田 猛
東京農工大学大学院共生科学技術研究院
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戸塚 績
東京農工大学農学部
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伊豆田 猛
東京農工大学
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金 元植
東京農工大
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戸塚 績
東京農工大学
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