LC/MS/MSによるぶどう, ワインおよびジュース中のメピコートクロリドの分析
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概要
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LC/MS/MSを用いたぶどう,ワイン,ジュース中のメピコートクロリドの迅速定量法を検討し,残留実態について調査した.試料の前処理は,抽出に水-メタノール (1 : 1) を,クリーンアップにはSDVBカートリッジを採用した.エレクトロスプレーイオン化ポジティブモードにより,プレカーサーイオンm/z 114 [N(CH3)2(CH2)5]+, プロダクトイオンm/z 98 [NCH3CH(CH2)4]+ により測定した. LC条件は,カラムにC18カラム (50 mm×2 mm i.d.), 移動相には,0.1% IPCC-MS7溶液-メタノール (60 : 40) を用いた.本法における添加回収率は5および50 μg/kgの添加で84.5〜96.1%, 定量下限は1 μg/kgであった.ぶどう14検体のうち5検体,白ワイン14検体のうち3検体,赤ワイン36検体のうち1検体からメピコートクロリドが検出された.
- 2004-08-25
著者
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