カラーイメージの空間構成における日韓女子学生の比較研究

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概要

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本研究の目的は、韓国と日本の女子学生間の色に対する色彩感情構造を分析し、カラーイメージの共通点と相違点を探ることにある。各色について、SD法による評価を行ない、多次元尺度構成法を用いて分析をした。色彩感情を交叉文化的に比較検討した結果、次のような結果が得られた。(1)韓国人と日本人の単色に対する色彩感情は、それぞれ3つの因子から構築されているが、その構造に違いがみられた。韓国人の色彩感情は評価・活動性因子、力量性、成熟性の3因子から構成されているが、日本人の色彩感情は活動性、評価性、力量性から成り立っている。(2)韓国人の2色配色に対する色彩感情は3つの因子から構築されているが、日本人の色彩感情は4つの因子から成り立っている。(3)韓国人のカラーイメージは色相によって誘導される。一方、日本人のカラーイメージはトーンによって誘導される。
日本色彩学会の論文
2001-06-01

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