服装における色彩調和論に関する研究 : 2色配色を中心として
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概要
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本研究は服装における色彩調和論を構築する基礎資料を得るために, 2色配色の調和について仮説を構成し, パリコレクションから得られた配色データの分析結果と, 調和・不調和の評定結果をもとに検証を試みたものである。結果は以下のとおりである。1. 色相差と卜ーン差が小さい配色(仮説(1)), 色相差が小さく, トーン差が大きい配色(仮説(2))は, いずれにおいても調和するという結果が得られた。2. 色相差が大きくトーン差が小さい配色(仮説(3))は, パリコレクションの作品では多くみられたものの, 調和・不調和の評定結果からは不調和と評定された。3. 色相差が大きく卜ーン差が大きい配色(仮説(4))は, 上下配色ではいずれにおいても不調和という結果が得られた。
- 日本色彩学会の論文
- 1999-03-01
著者
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中川 早苗
神戸ファッション造形大学服装社会学
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中川 早苗
奈良女子大学
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中川 早苗
奈良女子大学生活環境学部
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金 淑姫
Nara Women's University
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中川 早苗
Nara Women's University
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中川 早苗
奈良女子大学家政学部被服学科被服意匠学講座
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金 淑姫
立命館大学理工学部
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