腸間膜原発 paraganglioma の1例
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概要
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症例は53歳の男性で下腹部腫瘤の精査目的に近医より紹介. 腹部超音波検査にて, 下腹部に多発嚢胞を含む最大径約15cmの充実性腫瘤を認め, 血管造影で栄養血管は上腸間膜動脈の分枝であった. 腫瘤と回腸の一部の合併切除術を施行した. 腫瘍は血管に富み, H&E染色で, 好塩基性の微細顆粒を細胞質に持つ細胞で, 免疫組織染色では, S-100蛋白陽性, NSE陽性, Chromogranin陽性, Cytokeratin陰性, SMA陰性, c-kit陰性でありparagangliomaと診断した. 若干の文献的考察を加えて報告する.
- 財団法人 日本消化器病学会の論文
- 2004-09-05
著者
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玉橋 信彰
日本外科病理研究所
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玉橋 信彰
日本病理研究所
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及川 正道
岩手県立北上病院消化器科
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延山 逸平
岩手県立北上病院消化器科
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佐野 俊和
岩手県立北上病院消化器科
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安田 勝洋
岩手県立北上病院消化器科
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菊池 ちとせ
岩手県立北上病院消化器科
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曽根 克明
岩手県立北上病院消化器科
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工藤 淳子
岩手県立北上病院消化器科
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佐野 俊和
岩手県立北上病院 消化器科
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曽根 克明
岩手県立北上病院内科
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