WHO/MDTの実施地域の素顔と、そこで考えたこと
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ハンセン病(以下ハ病と略す)医療は既に指摘があったとおり大きく変動している。今、医療史の検証にたえる化学療法を形成することは、ハ病医療に携わる者への時代的課題といえよう。国の内外に蓄積されている基礎研究の成果、臨床経験を結集してこの課題を担い、国際化の進む日本でグローバルなハ病コントロール完了に向けて責任を果すことに努める学会であることを願う。<BR> ハイチ共和国中部は、最初からMDT-WHOにより治療が行なわれた。又、WHOが提案した教育入院を実施した数少ない地域の一つである。コントロール開始から15年になるこの地のハ病に関わって6年、ここで経験したことを化療を軸にふり返ると共に流行パターンについての考察を試みる。
- 日本ハンセン病学会の論文
- 1998-07-31
著者
関連論文
- 長期菌検査陽性で活動性病変の持続するLL型ハンセン病2例
- 経過中に多彩な反応性皮疹がみられたB群らい
- 薬剤耐性に関与するらい菌の遺伝子変異
- DDS, RFPに抵抗性の再発らい腫らい : 治療経過中における特異抗体価の変動
- WHO基準に基づく、日本国内のらい患者数の把握
- ハンセン病新規患者の統計解析(1993年-2000年)
- 治療開始後早期にI型らい反応が出現したらい腫型ハンセン病 : 治療経過と瘢痕性皮疹について
- I型らい反応を呈したBL型ハンセン病の1例
- 後遺症からみたハンセン病 : 整形外科の立場から
- WHO/MDTの実施地域の素顔と、そこで考えたこと
- WHO/MDT実施地域の素顔と そこで考えたこと
- ハイチのらい : 第三報 Foot-wear-shop設置に備えて
- ハイチのらい 第二報 : 新患発生状況と化学療法の結果
- MDP終了後10余年の定着村における抗体調査 第二報