LC/MS/MSによる食品中のスクラロースの測定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
LC/MS/MSによる食品中のスクラロースの分析法について検討した.ODSカラムを用い,移動相は2 mmol/L酢酸アンモニウム-アセトニトリルを用いてグラジエント分析を行った.イオン化はエレクトロスプレーイオン化法を用い,ネガティブモードで行った.試料を水又はメタノールで抽出し,C18カートリッジによりクリーンアップを行った後,水で希釈し試験溶液とした.試料にスクラロースを100 μg/g添加したときの回収率は 88.1〜96.7% で,5 μg/g添加したときの回収率は 92.7〜98.5% であった.定量下限値は清涼飲料水,発泡酒,ヨーグルトが0.5 μg/gで,その他の食品が2.5 μg/gであった.本法を用いてスクラロースの使用表示がある43の市販食品について分析した結果,いずれの検体からも検出範囲3.8〜481 μg/gで検出された.
- 2002-10-25
著者
関連論文
- 学校給食用食品中の特定原材料「卵」の検出に関する研究
- LC/MS/MSによる食品中のスクラロースの測定
- LC/MS/MSによるヒト血清・尿中のヒヨスチアミンおよびスコポラミンの分析
- 投稿 キャピラリー電気泳動によるε-ポリリシンの分析法の検討および実態調査
- LC/MS/MSによるフグ組織およびヒト血清・尿中のテトロドトキシンの分析
- LC/MS/MSによる動物組織中のペニシリン系抗生物質の同時定量
- LC/MS/MSによる食品中のキノロン剤の同時定量