薬物による腸管病変とは病態と治療をめぐって
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概要
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薬物による腸管病変のうちその因果関係が明らかなものは抗生物質起因性腸炎一偽膜性大腸炎,出血性腸炎, MRSA腸炎である.そのほかにもNSAIDs,サイアザイド系誘導体,塩化カリウム,経口避妊薬,抗悪性腫瘍薬,免疫抑制薬などが腸管病変を起こし得る薬物として知られている.以上の病変の臨床像について述べ,薬物と腸管病変の因果関係は必ずしも単純ではなく,薬物以外の要因と重なってはじめて発現する可能性を述べた.
- 社団法人 日本内科学会の論文
- 1995-02-10
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