富士山頂のエアロゾル, ガスおよび降水の化学成分 -1993年7月27日-8月3日の観測について-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
During the period from July 27 to August 3, 1993, an intensive observation was performed at the summit of Mt. Fuji (3,776 m) and at Tarobo JMA shelter, 1,300 high on the southern slope. Aerosol, gases, and precipitation samples were obtained for chemical analyses. During this observation period, typhoon (9306) passed Honshu Island. The concentration of sulfate ion in the aerosol at the summit abruptly increased after the typhoon. The change of the concentrations of other chemical species, such as ammonium, nitrate and calcium, was less pronounced in the same aerosol samples. The concentrations of sulfur dioxide gas and hydrogen chloride gas were low with less pronounced change throughout this period, while the concentration of ammonia gas showed diurnal change, high during the day time and low at night, indicating some effect of mountain climber. On the other hand, concentration of the surface ozone showed similar tendency as sulfate ion in the aerosol. Meteorological data suggest an air mass from the west which advected after the typhoon was responsible for the high concentration of sulfate in the aerosol and the ozone.
- 日本エアロゾル学会の論文
- 1996-09-20
著者
-
田中 茂
慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室
-
堤 之智
気象研
-
坪井 一寛
気象研
-
堤 之智
気象研究所
-
田中 茂
慶應義塾大学理工学部応用化学科
-
坪井 一寛
気象大学校
-
細見 卓也
気象大学校
-
土器屋 由紀子
気象大学校
-
柳沢 健司
慶應義塾大学理工学部
関連論文
- P119 2002年4月の日本での黄砂によるエーロゾル光学的厚さの変動とオングストローム指数の関係について
- 自動化カラムクロマトグラフィー装置の開発と浮遊粒子状物質中多環芳香族炭化水素類の定量への応用
- モルモットを用いた2, 2-ジクロロー1, 1, 1-トリフルオロエタン(HCFC-123)の4週間吸入曝露実験
- 富士山頂のエアロゾルの化学成分 : 1999年7月5-12日の観察
- 1F1030 ネットワーク観測による首都圏の降水中化学成分に対する三宅島火山ガスの影響
- 富士山頂における大気化学観測 : 降水・エアロゾルの化学成分の変動要因
- 1G1030 首都圏ネットワーク観測における降水中化学成分の長期的動向
- 富士山頂における大気化学観測 -降水の化学成分の変動要因-
- B205 北日本での全天日射量と雲量の増加について(気候システムII,一般口頭発表)
- 3F0900 光触媒TiO_2を用いた平行板型拡散スクラバーによる有害ガス除去装置の開発
- P101 気象庁の大気バックグランド汚染観測所における一酸化炭素濃度変動の解析
- P129 南鳥島における大気中CO_2濃度の顕著な低下現象について
- B301 対流圏中部におけるエアロゾル粒子の組成の緯度分布 : PACE-3航空機観測(物質循環III)
- B201 富士山山頂で冬季に観測された顕著なCO濃度上昇(物質循環II)
- P374 1998年から2002年までの日本上空のエーロゾル光学特性の推移
- P175 バックトラジェクトリ解析を利用した空気塊通過地域の影響
- P136 南鳥島に出現する顕著なCO_2濃度の低下現象について
- P354 5月下旬に北日本で起こった高い大気混濁度の原因について
- P356 ^7Beと^Rnを大気トレーサーとして利用した富士山頂での大気化学観測
- D201 2002年春期の日本上空の地域によるエーロゾル光学的厚さとオングストローム指数の違いについて(物質循環I)
- 冬季北西太平洋上空における微量気体観測(PACE7)
- 冬季北西太平洋上空における一酸化炭素及び二酸化炭素濃度観測
- 西太平洋域大気微量成分の航空機観測 : PACE-7
- インドネシア森林火災により発生したエアロゾル粒子の性状
- インドネシア上空でのバイオマスバーニング煙霧中の大気成分の特徴
- 富士山でのオゾンの時刻変化について
- インドネシアで起こったバイオマスバーニング時の大気微量成分の航空機観測 : 1997年と1998年の比較
- インドネシア及び北部オーストラリア上空での一酸化炭素濃度観測
- 富士山頂での1997年夏季集中観測によるオゾンとCOの関係
- カリマンタン上空における煙霧中のエーロゾル粒径分布の特徴
- カリマンタン上空のエーロゾル粒子の元素分析
- カリマンタン上空のエアロゾル粒子の混合状態
- ユーレカFTIR観測に基づく北極域オゾン層破壊の化学
- 富士山頂のエアロゾル, ガス, 霧および降水の化学成分 -1993年夏の観測について, 1994年夏の観測と比較して-
- オーストラリアの対流圏中部で採集された煤粒子について
- 対流圏中部におけるエーロゾル粒子の組成の緯度分布
- グアム島近海上空で観測された高濃度のCN
- マルチノズルカスケードインパクタを用いて捕集された都市域PM_およびPM_1中微量金属濃度の測定と発生源の推定
- 2L1045 レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量(LA/ICP-MS)分析法を用いた日本近海における大気粉塵中微量金属の測定とその挙動
- 2L1030 離島(沖縄、隠岐、利尻)における海洋大気中のHCHO, CH_3CHOの濃度分布と挙動
- 2L1000 東アジアから日本近海への大気汚染物質の輸送とその海洋大気に及ぼす影響
- 1F1330 拡散スクラバー法を用いた大気中無機ハロゲンの化学形態別自動連続測定
- 1F1315 拡散スクラバー法を用いた海洋大気中過酸化水素濃度の自動連続測定
- 1H20 沖縄、隠岐における大気中のHCHO, CH_3CHOの濃度分布と挙動
- 1H11 東アジアから日本近海への大気汚染物質の輸送とその海洋大気に及ぼす影響
- 1H10 東アジアから日本近海への大気汚染物質の輸送とその海洋大気に及ぼす影響 : 酸性・塩基性ガス成分の挙動
- 1E1330 東アジアから日本近海への大気汚染物質の輸送とその海洋大気に及ぼす影響 : 沖縄における大気中のHCHO, CH_3CHOの挙動
- 1L1000 拡散スクラバーを用いた室内環境中アルデヒドの自動連続測定装置の開発
- 富士山頂のエアロゾル, ガスおよび降水の化学成分 -1993年7月27日-8月3日の観測について-
- P20 ネットワーク観測による首都圏の降水中化学成分に対する三宅島火山ガスの影響
- イオンクロマトグラフィーによる雨水中の亜硫酸イオンの定量
- 2D0930 活性炭繊維シートを用いた平行板型拡散スクラバーによるゼロガス調製技術の開発(2手法-1計測分析,一般研究発表)
- 1F1045 中国北京市における大気粉塵濃度と粉塵中イオン成分濃度の測定
- 3K1100 光触媒TiO_2を用いた拡散スクラバー法による室内空気汚染物質の除去装置の開発
- イオンクロマトグラフィーによる大気中のギ酸,酢酸,ホルムアルデヒド,アセトアルデヒドの測定
- 酸化チタン光触媒をコーティングした拡散スクラバーとイオンクロマトグラフとを組み合わせた窒素酸化物の自動連続測定装置の開発
- 3K1115 多孔質テフロンチューブを用いた拡散スクラバー法による室内空気中有害ガスの除去処理装置の開発
- 1B09 拡散スクラバー法による室内空気汚染物質のポータブル除去装置の開発
- 拡散スクラバー法による室内空気汚染物質の除去装置の研究-その3 可搬型除去装置によるホルムアルデヒドの除去ー
- 船舶から排出されるNOxの新たなモニタリング : TiO_2光触媒を塗布した拡散スクラバーによるNOxの測定
- (2)離島、船舶観測による東アジアからの大気汚染物質の長距離輸送の実態(2.4 アジアや地球規模の大気環境問題への注目と対応,2.大気環境問題の変遷,創立50周年記念号)
- 創立50周年記念・第50回大気環境学会年会の開催(あおぞら)
- 3B1324 ガスボンベを用いない希薄標準ガスの簡便な発生・調製技術 : 大容量希薄ガスの発生(5物質-1ガス状物質,一般研究発表)
- 2D0942 拡散スクラバー法を用いたTiO_2を塗布した捕集管による大気汚染ガス(NO_2,SO_2,NH_3)の一括測定(2手法-1計測分析,一般研究発表)
- 1C1052 オリンピック開催に伴う中国北京市大気粉塵濃度の変化(1空間-5東アジア,一般研究発表)
- 3K1600-1 中小規模排出施設からのVOC削減対策(中小規模排出施設からのVOC削減対策,特別集会10)
- 創立50周年記念・第50回大気環境学会年会開催のご挨拶(年会長挨拶)
- 起業への意欲と実現への道筋
- CO_2を排出しない排気ガス中VOCの削減技術への期待
- 1I1312 ガスボンベを用いない希薄標準ガス(アルデヒド)の簡便な発生・調製技術(5物質-1ガス状物質/5物質-5有害化学物質,一般研究発表)
- 1A1006 中国西安市における大気粉塵中多環芳香族炭化水素類(PAHs)の測定および発生源の推定(1空間-5東アジア,一般研究発表)
- 中国西安市及び北京市における大気粉塵中水溶性イオン成分濃度の特徴
- 拡散スクラバー法を用いた大気汚染ガスの計測技術
- ミニチュア拡散スクラバーとLEDを光源とする比色分析装置を使ったホルムアルデヒド簡易モニタリング装置の開発
- 書籍名 環境にやさしいビジネス社会, 著者 自動車と廃棄物を中心に, 発行所 中央経済社, 発行日 2002年12月, 定価 本体2600円+税
- P18 ミニチュア拡散スクラバーと LED 比色計を組み合わせた大気汚染ガスの自動連続測定装置の開発
- 2J1015 透湿膜チューブユニットを用いた拡散スクラバー法による循環効率的有害ガス除去処理装置の開発
- 2J1000 酸化チタン光触媒を用いた平行板型拡散スクラバーによる窒素酸化物除去処理装置の開発
- 1H1330 ミニチュア拡散スクラバーと LED 比色計を組み合わせた大気汚染ガスの簡易測定法の開発
- 1B1115 レーザーアブレーション/誘導結合プラズマ質量分析 (LA/ICP-MS) を用いた中国北京市及び利尻島における大気粉塵中微量金属濃度の測定と発生源の推定
- 1B1100 中国北京市及び利尻島における大気粉塵中イオン成分濃度の測定
- 1C1430 拡散スクラバーとLED比色計とを組み合わせた大気汚染ガスの自動連続測定装置の開発
- 1C1415 ミニチュア拡散スクラバーとLED比色計とを組み合わせた大気汚染ガスの簡易測定法の開発 : ホルムアルデヒドを例として
- 1C1445 拡散スクラバー法による低濃度標準ガス調整法の開発
- 1H1515 東アジアからの大気汚染物質の日本周辺への輸送の実態とその沈着量の推定
- アルカリ〓紙捕集-イオンクロマトグラフィーによる大気中微量の酸性ガス(塩化水素,二酸化硫黄)の同時定量
- EDTA添加による大気中硫化水素吸収液の改良
- 3H05 西部熱帯太平洋における大気中の生物起源硫黄化合物の測定
- コールドトラップを組み合わせた還元気化原子吸光法による天然水中のアンチモン,セレンの酸価数別定量
- 課題(10-4):リモートセンシングを用いた海洋からの生物起源硫黄の放出量の推定とその地球の気候変動へ及ぼす影響(継続)(2.2一般研究)([2]共同利用研究(平成10年度))
- 日本近海への東アジアからの越境大気汚染 (身近な海を見直そう)
- 1J1300 拡散スクラバーを用いた大気中無機ハロゲンガスの化学形態別測定法の開発
- 原油タンカーを利用したペルシャ湾の大気汚染の実態調査(商船による地球環境観測)
- サハラ砂漠からの砂じんの北大西洋への長距離輸送とその輸送量の推定
- 中国西安市及び北京市における大気粉塵中水溶性イオン成分濃度の特徴
- 当世大学・学生事情
- 2B1139 ポリアリルアミンを用いた空気中アルデヒド除去処理技術の開発(2手法-1計測分析,一般研究発表)
- 2B1013 PM_中化学イオン成分の自動連続測定装置の開発(2手法-1計測分析,一般研究発表)
- A-47 拡散スクラバー法による室内空気汚染物質の除去装置の研究 : その2 除去効果の確認
- A-14 拡散スクラバー法による室内空気汚染物質の除去装置の研究 : その3 可搬型除去装置によるホルムアルデヒドの除去