土壌pHおよび施用窒素形態がグロリオサ「ミサトレッド」の生育に及ぼす影響
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概要
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土壌pHがグロリオサ「ミサトレッド」の生育に及ぼす影響を砂丘未熟土を用いたポット試験において検討した。また、水耕において、施用窒素形態が生育に及ぼす影響を検討した。1. グロリオサの生育は、土壌pHが5.5~6.0で良好であり、6.9~7.9では抑制された。2. 土壌pHが5.5~7.9の範囲では、土壌pHが低いほど葉色が濃く、採花期および新塊茎掘上期の葉中N含有率は高い傾向を示した。3. 土壌pHが5.5~7.9の範囲では、基肥に有機質肥料を施用した場合、土壌pHが低いほど定植時の土壌中のアンモニア態窒素含量は高かった。4. 水耕において窒素源を硝酸態窒素のみとした場合、葉色は薄く、葉中N含有率は低下し、花蕾重は低下したが、アンモニア態窒素が一定量存在すると生育は良好となった。5. 水耕において、アンモニア態窒素と硝酸態窒素が共存する場合、アンモニア態窒素を優先的に吸収することが示唆された。
著者
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