症例 J字型髄内ピン固定法による小児前腕骨骨折の治療経験
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概要
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1939年のKüntscherによるはじめての報告以降,様々な髄内釘が長管骨骨折に対し使用されてきた。これまで我々は,中手骨骨折患者に対しJ字型髄内ピンを用い治療し,その治療成績を報告してきた。今回我々は,このJ字型髄内ピン固定法を小児前腕骨骨折患者に用いて治療した。対象は4例の小児前腕骨骨幹部骨折患者で,年齢は4~14歳,平均年齢10.75歳であった。使用するK-wireの形状や長さは患者の骨の形状に応じ作成し,Rigidに固定することを目指した。全例において骨癒合良好であり,また関節可動域制限や合併症を認めなかった。本法は,小児前腕骨骨幹部骨折に対する手術法として有用であると考えた。
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