五感アイコンを用いた多様な環境への保全的な提案能力の育成 (今日的な教育課題)
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概要
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本年度は,持続可能な開発のための教育という課題に答えるために,フィールドワークの範囲を拡大し,場所の文脈が異なる多様な環境での提案能力の育成方法について検討する。具体的には,広島平和記念公園の中島地区(保存の場所),広島平和記念公園北側の基町地区(開発の場所),広島城周辺(復元の場所)のフィールドワークを実施し,アイコンによってそれぞれの環境に対する評価と提案方法についてワークショップを行うことを通して,環境の多様性への理解力・感性力を育成し,持続可能な開発のための教育方法論の在り方に示唆を与えることとする。本年度のプログラムは現在も継続中であり,成果は暫定的なものである。生活環境に関するプレワークショップでは,前年度と異なる傾向として,言葉による提案では通学路におけるソフトな提案や再生・保存型の提案の割合が増加していることである。しかしアイコンによる提案では,4年生時から5年生時で恒常性が認められる。つまり,5年生時において,言葉の上では保全的な提案が多くなるが,アイコンの上では色や種類の割合は保持されている。
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