会報 関西医事法研究会第272回研究会 出産中に脳出血を起こし,意識を失い,けいれん発作を起こした産婦を,主治医である産科医が子癇と診断し,頭部CT検査を行わないまま高次医療機関に搬送し,搬送先病院で妊婦が死亡した事案で,主治医の過失及び因果関係が否定されたケース(大淀病院事件)[大阪地判平成22.3.1]
スポンサーリンク
概要
著者
関連論文
- 新しい時代の患者の自己決定権と医師の最善義務--エホバの証人輸血事件判決がもたらすもの(最三小判平成12.2.29)
- 会報 関西医事法研究会第272回研究会 出産中に脳出血を起こし,意識を失い,けいれん発作を起こした産婦を,主治医である産科医が子癇と診断し,頭部CT検査を行わないまま高次医療機関に搬送し,搬送先病院で妊婦が死亡した事案で,主治医の過失及び因果関係が否定されたケース(大淀病院事件)[大阪地判平成22.3.1]
- 判決紹介 出産中に脳出血を起こして意識を失い、けいれん発作を起こした妊婦を、主治医である産科医が子癇と診断し、頭部CT検査を行わないまま高次医療機関に搬送し、搬送先病院で妊婦が死亡したが、主治医の過失及び因果関係が否定された事例(奈良県大淀病院事件)[大阪地裁平成22.3.1判決]
- 民事執行の実効性確保のために (特集1 民事執行における実効性と利害調整)
- 取得時効における要件事実の主張立証責任 : 藤原説を手がかりに(藤原弘道教授退職記念論集)
- 出題の意図と解説 (第14回インターカレッジ民法討論会)
- 文献紹介 樋口範雄『医療と法を考える』
- 予防的な療法の実施に当たって、各選択肢を分かりやすく説明し、熟慮の機会を与える義務があるとされた事例(判例研究)[最高裁平成18.10.27判決]
- 実務と理論の架橋 : どのように、また、なぜ、経験的な法学教育を伝統的なロー・スクールのカリキュラムに取り入れるのか : アメリカ合衆国の視点から
- 育児パパ座談会 子どもの笑顔と過ごす豊かな時間 (特集 少子化日本--男の生き方入門)
- 民事交通事件審理上の工夫
- 大阪地方裁判所の新しい競売不動産評価運用基準と評価書モデル (不動産評価のポイント)
- IT執行裁判所.or.jp--競売新世紀夢物語 (特集1 民事執行における実効性と利害調整)
- アメリカ/アメリカの裁判官と裁判所職員--裁判官選挙制を中心に
- 新民事訴訟法220条をめぐる論点の整理と考察--貸出稟議書に対する文書提出命令を契機として
- ドラッグ・コート--アメリカ合衆国におけるリハビリテーション・ジャスティス(社会復帰的司法)の試み
- イギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリアにおける機会喪失論と日本の相当程度の可能性(1)
- 医療行為が著しく不適切な場合には期待権侵害のみによる損害賠償請求を認める余地があるとした事例 : (最判平成23年2月25日集民236号183頁,判時2108号45頁,判タ1344号110頁)
- 新体系・要件事実論
- 医学上の診断基準(診療ガイドライン)と因果関係判断・既判力の関係 : 脳脊髄液減少症を素材として
- 最新判例批評([2012] 15)胸痛を訴えて来院した患者が当直医の診断を受けた後急死した場合に、当直医は内科医で循環器の専門でなく急性心筋梗塞を診断した経験もなかったものであるときは、その内科医に循環器の専門医と同等の診断を要求することは困難であるとして、医師に過失がないとされた事例[福岡高裁平成22.11.26判決]
- 判例紹介 適切な医療行為を受ける期待権侵害の不法行為の成否[最高裁平成23.2.25判決]
- ロー・アングル 法科大学院の論点(第19回)法曹は聖職か、サラリーマン・ビジネスマンか : 司法修習生の修習資金貸与制に寄せて
- 民事判例研究(916)精神科医の患者に対する言動とPTSDと診断された症状との間の因果関係[最高裁平成23.4.26判決]
- 奈良県大淀病院事件判決(大阪地判平成22年3月1日)覚え書き