レガシーシステムを包含したサービスを構築する場合の意思決定プロセスの標準化に関する事例研究
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概要
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レガシーシステムの更新あるいは置換は,積極的にとって大きな問題点となっている。レガシーシステムの堅牢かつ硬直性の高いシステム特性IT投資に取り組んできた企業には,膨大なコードの蓄積を招いた。それらのコード群は今なお業務を処理し続けている。また,レガシーシステムを中心的に構成するメインフレームは,高い可用性を初期状態で獲得しているため,基幹業務における需要も依然として高水準で推移している。しかし,要求定義に含まれるインターネット親和性要件の増大と,ビジネスロジックの可視化要求を受けて,いよいよ本腰を入れてレガシーシステムに手を入れなければならない状況が現出している。ここで取り得る選択肢はいくつかあるが,どれを選択し得るか多くの組織が意思決定を躊躇している。そこで,実際にレガシーシステムを更新した組織の事例を分析し,そのプロセスを一般化する研究を行った。なお,本稿で扱う事例はその性質上,分析対象となる組織の企業秘密を含むため,論考に対して明白に無関係と考えられる情報については捨象した。また,組織名についても組織A,グループ企業Aなどと表記した。
著者
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