曲想表現を豊かにする子どものためのイメージ演奏法の検討 : ドビュッシーのピアノ曲『子供の領分』より「象の子守歌」からの検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
子どもが新しいピアノ曲を演奏する場合、楽譜の音符を必死に読みながら演奏したり、音の長さを正確に演奏することを意識しすぎたりと、曲に対するイメージを持って演奏することが少ない。練習過程において、譜読みを正確に行うことは重要であるが、音読みに意識が偏っていては、練習が退屈になってしまう。また、演奏される曲は曲想の乏しいものとなってしまう。そこで、子どもが発想できるイメージをいかした練習方法を実践し、そのイメージ表現で曲を演奏してみることにより、曲想豊かな演奏ができるかを検討する。その際、ドビュッシー作曲『子供の領分』より「象の子守歌」の冒頭4小節の左手で演奏するメロディーを使用する。また、その後、子ども自身がピアノの練習過程において、取り組み方法にどのような変化をもたらしたかも検討する。
- 2005-03-25
著者
関連論文
- 子どもの特性をいかしたピアノ奏法の練習方法 : ドビュッシーのピアノ曲『子供の領分』より「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」からの検討
- 曲想表現を豊かにする子どものためのイメージ演奏法の検討 : ドビュッシーのピアノ曲『子供の領分』より「象の子守歌」からの検討