オリーブに含まれるオリーブアナアキゾウムシ摂食刺激物質β-sitosteryl-D-glucoside
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概要
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オリーブアナアキゾウムシは、モクセイ科のオリーブに多数寄生し甚大な被害を与えるため、オリーブ栽培上の深刻な問題となっている。我々は、これまでオリーブのメタノール抽出物から、オリーブアナアキゾウムシの摂食刺激成分として、雌雄に活性を示すセコイリドイド配糖態1種と、雌に特異的に活性を持つ2種のリグナン類を得た。さらに今回、同じメタノール抽出物から、活性物質としてステロイド配糖体であるβ-sitosteryl-D-glucosideを得た。この成分は雌雄に対してほぼ同等の摂食刺激活性を示した。
- 岡山大學農學部の論文