「自分の力でできること」「わかること」が増えてきたAさんとのかかわりから : Aさんが等身大の自分と向き合うために
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概要
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本論では、卒業後の社会生活を間近に控えた肢体不自由養護学校高等部の生徒が、自分と向き合い、自分の力を知ることを重点目標として取り組んだ9カ月の実践を報告する。自分でやりたいこと、やってみたいことが数多くある生徒が、「これは自分でできること」「一人では難しいが人の支援があるとできること」「できないこと」等を理解できるようになることで、日常生活や将来について考える時に、自己決定や自己選択できる力につながると考えられる。そのような力を付けるため、社会に出る前の学校生活は、無駄にはできない、大変貴重な時間であり、一人ひとりが卒業後、充実した生活を送るために、必要な力を身に付ける重要な場の一つである。 Aさんが学校や地域等での様々な経験を通して、「自分の力でできること」「わかること」が増え、多くの成長が見られたこの9カ月間を振り返り、検討して、今後の実践に生かしていきたいと考える。
- 北海道教育大学の論文
- 2003-02-05
著者
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