生徒とのコミュニケーション促進が及ぼす効果 : 伝わることによって『できること』が増えてきた生徒とのかかわりから
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概要
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本論では,肢体不自由養護学校の高等部における生徒とのコミュニケーション促進のために,生徒からの要求や意思表示など自発的な発信に対して適切な対応を行うように心がけた結果,生徒のコミュニケーション・スキルが向上し,自分のことを相手に伝えようとする積極的な姿勢が見られるようになった生徒との実践を報告する。以前は,未学習・未経験なことが多く,学校生活の中でも「何をしていいのかわからない」,「楽しめない」ということがあった生徒が,自分の意思を相手に伝えられるようになってきたことで,様々な活動に対して意欲的に取り組み,その結果,『できること』が増え,様々な場面で『楽しむこと』ができるようになった。この実践を通して,指導目標・方法・内容や指導者の関わり方を検討・改善していきながら,生徒とのコミュニケーション促進は,生徒・教師にとってどのような効果を及ぼしているのかについて検討・考察をした。
- 2002-02-05
著者
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