《三言》《二拍》里的AABB重畳式(言語編)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現代中国語の中にはAABB重畳形式がしばしば出現して来る。この言語現象はすでに言語学者の間で重要視され、多くの研究者によって論ぜられ、全面的な分析を加えた論文も少なくない。ところで、そのAABB重畳形式は、近代中国語の中ではどうなのだろうか、一体どんな特徴を備えているのだろうか。それは研究に値するテーマである。筆者は、『三言』『二拍』の中で使われているAABB重畳形式を考察し、概括と分類を試みた。またその中の一部に対し、語意及び語法的役割を解明し、近代中国語におけるAABB重畳形式の一端を探ってみた。本文の執筆にあたり、北京言語学院副教授・前大阪外国語大学客員教授趙金銘先生の御教示を賜り、心から感謝の意を表する。筆者の力不足のため、文中には不十分・不満足な点がいろいろあると思うが、諸先生方の御叱正を戴ければ幸いである。
- 1991-07-31
著者
関連論文
- 〓注《杜十娘怒〓百宝箱》(文学編)
- 『聊斎志異・田七郎』を読んで
- 萬国仇家恨于〓奇的〓情悲〓中 : 〓《公〓九娘》(文学編)
- 《三言》《二拍》里的AABB重畳式(言語編)
- 詳注 「杜十娘怒沈百宝箱」
- 《水〓〓》《金瓶梅》和《西游〓》里的AABB重〓式(言語編)
- 漫談『聊齊誌異』的語言藝術
- 淺談清初刊行的短篇通俗小説集『雲仙笑』