フランスの病院におけるプレイセラピー・院内教育:ネケル・マドラ子ども病院の視察<海外動向>
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概要
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フランス・パリにある国立ケネル・マドラ病院を訪れ、そこで子どもの患者に対し行われているセラピーや院内教育のようすを視察した結果をまとめた。病院はただ医療技術を施すところではなく子どもを一人の人間としてとらえ、精神的なケアや子どもの発達にあわせた「あそびと学び」の必要性が認知されてきており、そのことで治療効果もあがる。ネケル・マドラ病院では、子どもに両親が付き添えるスペースの整備や、リカバリールームの充実などハード面が配慮され、プロのミュージシャンによる音楽セラピーが行われていた。病院内教育は、前の学校、退院後の学校と連絡を取りながら16歳まで行っている。教員は公務員だが、子どもには病院内でタヨウナボランティアがかかわっており、ボランティア団体が活動資金を募って人員の募集や研修を行っている。
- 全国障害者問題研究会の論文
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