第17次南極地域観測隊によって昭和,みずほ基地で観測されたPc 1型脈動の解析(d.磁気圏内のULF波動)(第2回極域における電離圏磁気圏総合観測シンポジウム : Part I)
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概要
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昭和基地で,1976年1月から1977年1月までの1年間に観測された,Pc 1地磁気脈動についてそのダイナミックスペクトルを作成した.このデータをもとに,Pc 1の発生時間および地磁気じょう乱との関係を調べた.その結果,発生頻度は午後側に大きなピークを持つ高緯度に特有な日変化パターンを示すことが分かった.また世界的な地磁気じょう乱を表すKp指数とPc 1脈動の相関はよくないが,ring currentの発達を表すDstとはよい相関が認められた.一般に昭和基地とみずほ基地ではスペクトルの形はよく似ているが,一方のステーションでしか観測されない現象もいくつか見出された.また昭和基地で観測された代表的なPc 1現象について偏波解析を行った.
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