「ふじ」航路(1974-1975)における表面水中のクロロフィル-α量
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概要
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1974年11月26日から1975年4月17日まで,第16次南極地域観測隊海洋生物・定常観測の一項目として「ふじ」の航路に沿って,表面海水のクロロフィル-α量を測定した.西太平洋では,クロロフィル-α量は0.05-0.19mg/m^3を示し,セレベス海,マラッカ海峡は西太平洋よりも高い値を示した.インド洋では,クロロフィル量は0.08-0.16mg/m^3を示したが,ケープタウン近海は1.08-5.21mg/m^3という非常に高い値であった.南極海域もかなり高い値を示しているが,観測点により変動がはげしかった.流氷域に接した開水面では,1.04-2.01mg/m^3という高い値を示した.
- 国立極地研究所の論文
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