難治性複雑部分発作のMRIによる検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
難治性複雑部分発作の患者27名に, CTとMRIを行い両者の有用性について検討した。CTが正常で, MRIが異常を示した患者は2名であった。CT, MRIがともに異常を示した患者は9名であった。内2名では, CTで発見された以外の異常がMRIでみられた。また, 他の2名では, MRIで異常がより明確に同定された。残りの16名では, CT, MRIともに正常であった。MRIによって, CTで発見できない異常が発見される可能性があり, 難治性複雑部分発作の患者においては, ぜひともMRIを試みるべきである。
- 日本てんかん学会の論文
- 1988-10-31
著者
関連論文
- IIB-9 視覚発作で発症し複雑部分発作, 非定型欠神発作を来すようになった12歳女児例
- IA-24 小児の複雑部分発作の脳波変化と予後
- 小児の難治てんかんに対するZonisamideの治療効果の検討
- II-C-16 前頭葉発作の小児例
- I-E-2 難治部分てんかんのMRI-CTによる検討
- I-A-16 ローランドてんかんの予後について : 熱性けいれんとの関連を中心に
- 1C052 部分発作に連続して前屈発作を認める点頭てんかんの発作時脳波
- 1B028 小児の複雑部分発作の予後に関する検討
- II-A-19 難治てんかんへの治療への取り組み
- II-A-7 小児の視覚発作
- I-A-17 脳波-VTR同時記録による小児複雑部分発作の解析
- IS-4 発作焦点とMRI
- 難治性複雑部分発作のMRIによる検討
- II-A-11 小児のpseudo-seizureについて : 発作・脳波同時記録で確認した症例を中心に
- II-A-8 驚愕てんかんの臨床脳波学的検討
- I-C-3 Diazepam注腸連用療法による小児てんかんの治療 : 臨床及び脳波学的検討