てんかん患者の社会心理学的側面;WPSI(Washington Psychosocial Seizure Inventory)を用いて
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概要
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精神遅滞者を含まない16歳以上のてんかん患者に対し, CarlB.Dodrillが作成し, 細川が本邦に導入したWPSIを用いて, てんかん者のおかれている社会心理学的側面を調査した。その結果, 家族背景には問題が少なく, 情緒面と発作への適応に問題が多いということがわかった。またDodrillらにより報告された, 諸外国(カナダ, フィンランド, 西ドイツ, アメリカ)との結果を比較した。その結果同様の傾向がみられるものの, 日本の方が, 家族背景により問題が少なく, 経済状態の方に問題がより多いことが示された。また医師の臨床観察上の評価と対比したところ, 高い一致点が認められた。
- 日本てんかん学会の論文
- 1986-10-31
著者
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