精神遅滞を合併する小児てんかんの神経疫学的研究
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概要
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岡山県における10歳未満の全小児289,650名についての, 小児てんかんの神経疫学的研究を基に, 精神遅滞の合併を検討した。調査日は昭和50年12月31日とし, てんかんの症例は計2,378例であった。結果 : 1)精神遅滞を合併するてんかんは410症例で, 全小児てんかん患者2,378例の17.2%を占めていた。有病率は1.4/1,000であった。2)発作型別の精神遅滞合併頻度は, Lennox症候群90.6%, West症候群68.3%, ミオクロニー発作42・1%が高く, 一方, 純粋小発作0%, 自律神経発作5・1%であった。3)生後6ヵ月未満で発症したてんかんに, 精神遅滞の合併が有意に高率であった。
- 日本てんかん学会の論文
- 1984-09-30
著者
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