WestおよびLennox-Gastaut症候群を除く乳幼児の難治性痙攣について
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概要
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乳幼児期(5歳以下)の難治性痙攣で, Wcst症候群, Lennox-Gastaut症候群に該当しない症例(22例)について, 臨床的検討を行い, 以下のような結論が得られた。1)痙攣発作は1歳未満に発症することが多く, 2〜3歳台で最も発作回数が多くなり, 5歳をすぎると軽減傾向をみせた。2)臨床発作症状より, 痙攣重積型, 強直型あるいは強直間代型, 無緊張型, 部分発作型に分類すると, それぞれ, 7例, 9例, 2例, 4例であった。3)発作間歌期に明らかな「てんかん性」脳波異常は6例(27%)と少なかった。4)精神発達遅滞, 脳性麻痺などの神経学的異常を合併する例が15例(68%)あった。
- 日本てんかん学会の論文
- 1984-04-30
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