鏡視下肩腱板断裂修復術における灌流液使用量の検討
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概要
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<B>(目的)</B>鏡視下肩腱板断裂修復術(以下,ARCR)で使用される灌流液の適正量について検討することである.<BR><B>(方法)</B>対象は当院でARCRを施行した98例100肩である.手術は灌流液にアルスロマチック3Lバッグを使用して行った.灌流液使用量と手術時間,使用したアンカー数,術前後における血清クレアチニン値および血清電解質値の変化および合併症について検討を行った.<BR><B>(結果)</B>手術時間と灌流液量の間には強い相関関係を認め,手術時間とアンカー数およびアンカー数と灌流液量との間にも相関関係を認めた.また,術前後の血清クレアチニン値および血清電解質に統計学的有意差は認めず,術後合併症を生じた症例は認めなかった.<BR><B>(考察)</B>自験例ARCR100例の検討を行い,平均手術時間は117分でアルスロマチックの平均使用量は7.6本であり,重大な合併症は認めなかった.
- 日本肩関節学会の論文
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