クモ状血管腫の電子顕微鏡による研究
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概要
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肝疾患に伴つて出現したクモ状血管腫の微細構造を明らかにし, それをもとに本血管腫の成因について検討した。皮膚深層より上行して来る中心血管は, はじめはarteriovenous anastomosisの壁に類似し, 上行するとvenuleの壁の所見を呈した。表皮下を放射状に広がる血管はcapillary networkの拡張したものであつた。すなわち, クモ状血管腫はAVAの開大に始まり, そこからvenuleを逆行して上行しcapillary networkに流入して形成されたものであろうと結論した。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
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