指導医資格について
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概要
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頭頸部がん専門医制度の今後の課題の一つである指導医資格について論じた。現在の「暫定指導医」の資格は制度発足時に書類審査のみで認定した便宜上のものであり,真の「指導医」の資格を設立するなら,「専門医」を取得した中から指導に足る能力を所有し且つ実際に指導が行える医師を規定すべきであろう。他の多くの専門医制度で指導医資格が設けられているが,制度ごとに様々な臨床経験や学問的業績が要求されている。それらを参考にして案を出すとすれば,「専門医」を一回更新すれば自動的に「指導医」とし,同時に「暫定指導医」の資格を得たものが専門医試験に合格すればその段階で「指導医」とするような方法が考えられる。
- 特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会の論文